2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

21

北斗(ルチナクス以前に変身するわけには行かないし・・・しかし、この塔を 放置しておくのもまずい、透視して、) 「ねぇ、私もお手伝いしてよいかしら?」 ―― マリ「(中空を振り仰ぐ)え、声?」 リュ「どうしたマリナ」 マリ「音、いや、人の声、男の人…

20

「四男はまあまず呼び出せたと仮定して、メフィラスの言い分ではあと一人 とのことだとよ。聞いているのかグローザム!」 グローザム『あー、エースって四男だっけ、ひいふう』 「地球に来てないのが一番上にいるんだよ。あと気安く呼ぶな」 グロ『そんなこ…

19

郷 「ダン兄さん、現在の首尾は?」 ダン「末弟一人、とはいえ本拠地探しは特に進んどらん、ヤプールはモグラか」 郷 「ああ、偽装用じゃなくて概ね本気で作っているわけですか」 ダン「せめてなにが企まれているかくらい予知しても良かろうに」 郷 「ゾフィ…

18

アサ「空間が歪められているんだと思うけれど、それがあくまで通信を阻害する なんて程度に押えられているせいで上手く全貌が掴めない」 マリ「あのウサギみたいな怪獣が隠れていたのもですか?」 アサ「あれはもっと完璧なものね、、というより、私と計器の…

17

シュン、 「(眉を寄せる)おい、ジャパン、寝ないのか?」 テッ「所属部隊で呼ばないで下さいよ、大雑把な、いえ、ちょっと目が冴えて」 「それにウチの隊員はどこだ、よもや押し付けてどこかに、」 テッ「いえ、一時的なことですぐ戻って来られると、、3…

16

――目を開くと高速ビル街が脇手に見える ミラ「今のは、一体、」 ダン「人の持つ破滅のイメージ、ヤプールが具現化し好んでそこにいたようだ」 ミラ「僕は実際、どこにいたのでしょうか、セブン兄さんの手が伸びてきて」 ダン「さあ、細かいところはわからな…

15

――末弟に近寄るんじゃない! メフィラス!! ミラ「え、セブン兄さん? どこに」 メフィラス『近寄るもなにも、私はここにおらないのだが』 ざりっ、 ――誰がそんな抽象的な問答をしとるか、近寄るな話し掛けるな。毒を注ぐな。 メフ『昔馴染みに手酷いことを…

帽子が来た、66

調B「戦闘能力あるのDと、あといないEだけなんですよ。でも正直、Dも それほど精度が高いわけでもないので」 調D「喋んないで、気が散る...orz」 ユリ「あらあら。80は? 確か助けられたと思うんだけど」 タロ「なかなかゾフィー兄さんのとこから帰っ…

14

――鮮やかな緑色に侵食されたかのようにその街並みは崩れた ミラ(けれど・・・これが夢ということはなんとなくわかる) 『君らはあまり夢を見ないそうだな』 ミラ「(びくっと振り返る)どなた、ですか、人間?」 『違うが、まあどうでもいいんじゃないのか…

帽子が来た、65

ゼノ「やっぱりいないですよねぇ?」 調A「確かに広いけど閉鎖空間が多いものねー」 ゼノ「侵入者いればさすがにわかります、でも他のところは訓練生いるし」 調A「やっぱり外か帽子取っちゃったかかしらぁ」 ゼノ「んーでも、知らん人らのところに行く時…

13

マリ「リューウ、テッペイ君こっち来れるって。増員予定の人と交替」 リュ「了解、つーか、スペーシーの奴ら結局一人も来ねぇのか」 マリ「しょうがないじゃない、基地機能まで原因不明のダウンしてちゃ」 リュ「テッペイもアサミ博士も手に負えんって言って…

12

――スペーシー基地・外部ハッチ前、 「違う、逆だ、付けててわからんのか」 テッ「うわっ、すみません(ちょっと怖い・・・)。えいっえい」 「(ふぅ)見た目のわりに不器用だな、、まあ、素人がいきなり付けられる ようなわかりやすいシロモノではないのは…

帽子が来た、64

タロ「ん? なんか一人足りない」 レオ「どうしましたタロウ?」 タロ「ユリアンと連絡が取れたんだけど、マネキンもどきも5人しか確認が 取れない。あちらで話してたの二人だって」 レオ「マネキンって、あの白い人たちですか?」 タロ「あ; アストラかゼ…

11

コノ「はーい、治療しちゃうから動かないでね、ミライくん」 ジョ「妙な世界に閉じ込められたぁ? アヤさんとかよ」 ミラ「はい、あと、記者の方もなんですが、」 ジョ「え、ちょっ、誰それ」 コノ「(傷薬持って)さっき、ヒルカワさんって言ってなかった?…

帽子が来た、63

調C「あー、いたー; 病院に移動してたのか」 調D「あれ? 君らのほうもう終ったのかい? 早いね」 メビ「ユリアン閣下っ、お疲れさまです。タロウ教官からのメッセージを」 ユリ「え、あら、どうしたのかしら? ありがとうメビウスさん」 メビウスが青く…

帽子が来た、62

エル「・・・眠い、なんでこんなにしょっちゅう」 イオ「身体の変化が激しいからな、早く戻してやりたいんだが」 エル「このままどんどん眠り続けて、そのまま動かなくなったりして」 イオ「(ぼろぼろ涙)・・・す、すまん、不意を打たれた」 エル「え、や…

10

ジョ『・・イ、ミライ! お、つながった?』 ミラ「あ、はい、聞こえてます、ジョージさん、どうなさったんですか?」 ジョ『つーか、デート中にすまん、出来れば基地に帰還願う』 ミラ「はい、そのつもりで連絡していたんですがつながらなくて」 ジョ『なん…

帽子が来た、61

――そして偶然の巡り会わせで、その虚飾は全て剥がれ落ちたが。 イオ「あいつはどうも、命が消えることに、生き物が欠けていることに極端な 反応を示す。その理由がわかったのは本当につい最近なんだけれど」 マッ「・・・同情でもしたんですか?」 イオ「う…

09

サコ「うん、ありがとうミサキ代行、基本的にこちらの手持ちの情報に関しては この件に限り全て流してしまって下さい。彼らの身元は保証します」 ミサキ『わかりました』 コノ「隊長、ジョージさんと連絡取れました。どうかなさったんですか?」 サコ「いや…

帽子が来た、60

イオ「・・・私はずっと、うーん」 マッ「はい?(首傾げ)」 イオ「自分の中にある、他人に拘る、というか甘い部分が嫌いだった」 マッ「知ってますよ。メビウスに声を掛けたのなんて貴方くらいでしたね」 イオ「お前、一体どういう基準で物を覚えているん…

08

北斗『やっぱりマン兄さんは一番時間取れませんか』 郷 「正直、空港の経営も厳しいみたいだしね。君はあとどのくらい掛かる?」 北斗『引き継ぎにあと一週間は・・・それでも急いだほうなんですが;』 郷 「今は代理の人を頼んでいるけど、僕も一度あとで戻…

帽子が来た、59

イオ「聞かれて、尋ねられているのはきっとそういうこと、それ自体じゃなく そのために“私”がどれだけ労を尽くせるか、なんじゃないかと」 マッ「エルは美しいですからね、同情くらいいくらでもされるでしょうしね」 イオ「(眉を寄せる)なあ、それはなにを…

07

「勢力不均衡、だぁ?」 『そうだ、簡単に言うとそういうことになる。地球が弱く、そして認知度が 低かった時期にはともかくウルトラ族はそれを崩すことを怖れている。ある 意味で、我々の存在よりもかもしれない』 「・・・正直、よくわからんな(なにを言…

帽子が来た、58

イオ「ああ、エルはまーた眠ってしまったのか」 マッ「身体がバランスを調整しているのだろうとのことですよ。それよりも、 貴方だけで構わないんですか? アストラ師なり80先生なり」 イオ「そんなのはとっくに済んでるよ、十何年だか前にな」 マッ「(顔…

06

カチャカチャカチャ テッ「どーですかー? アライソ整備長」 アライソ「端的に言やぁ・・・問題なく飛ぶな、こりゃ」 テッ「えー、それじゃ一体なにがどうなって」 アラ「複数のパイロットともなると気のせいでもないな、墜落時点での説明が 出来そうなの一…

05

リュ「どうせっつったらなんだけど、怪獣が出現すればミライにはわかるし、 ジョージはまたなんだかんだと煩そうなので隊長、あと頼んます」 ―― ミライがなにごとか感じたように空を向く ―― コノ「(←コーヒー入れてもらいました)取り残されちゃいましたね…

帽子が来た、57

マッ「ユリアン殿下は?」 調F「外でお待ちですよ、同席されても良かったんですが」 マッ「むしろ僕は席を外したほうが良かった気がするけどね」 調F「そうなんですけど、無理なんですよね」 マッ「なにが?」 調F「貴方とあちらの方を隔てる身分の差がな…

04

リュ「んじゃ、ミクラスは地上支援かな、同時じゃなきゃ出せるんだよな?」 テッ「そうですね、装填に2時間あれば、、あまり時間近いと無理ですが」 リュ「それだと、月がテッペイ、コノミが地上。ジョージがいねぇと進まんな」 マリ「ミライ君は地上組? …

帽子が来た、56

マッ(あなた方がどれだけ共にいられるか知っていますか、かな) エル「明日まで、かなー」 マッ「え?」 エル「そこまではデータ見なかった? 推定寿命を越えてるし、僕」 マッ「そんなもの、当てにはならないのでは? あなたは元気でしょ」 エル「でもそう…

帽子が来た、55

――マネキンもどきの前置きは短かった、意味がないからなのか。 調D「“覚悟”はありますか?」 イオ「ないです」 マッ(あり、いいのかなーそれで;) エル「覚悟ってなに?」 調F「(エルの腕を看て)寿命の差の問題です、本来我らの踏み込むことでは あり…