07
「勢力不均衡、だぁ?」
『そうだ、簡単に言うとそういうことになる。地球が弱く、そして認知度が
低かった時期にはともかくウルトラ族はそれを崩すことを怖れている。ある
意味で、我々の存在よりもかもしれない』
「・・・正直、よくわからんな(なにを言ってるのかが)」
『だからこそ、ここ数代若い者ばかりが送られ、時には全く途絶えた』
「ああ、それは確かに」
『明らかに均衡を崩すUキラーサウルスに結界の内部の事態はともかくも、
奴らはあと一回、せいぜい二回も変身すればこの地球にいられなくなる』
「均衡とやらを壊すからか?」
『もう少しわかりいい言い方をすれば、敵の目を引くということだな』
「それと、この姑息な裏工作はなにか関係があるのか?」
『ふ、、関係あるのは奴らがだよ。お前とて、一度に五人は相手にしたくは
なかろうが。なるべくぎりぎりまで分断させて貰うということだ』
(むしろ、実際にどう展開させるつもりかがわからんが・・・まあいいか)