AmazingGrace

21

北斗(ルチナクス以前に変身するわけには行かないし・・・しかし、この塔を 放置しておくのもまずい、透視して、) 「ねぇ、私もお手伝いしてよいかしら?」 ―― マリ「(中空を振り仰ぐ)え、声?」 リュ「どうしたマリナ」 マリ「音、いや、人の声、男の人…

20

「四男はまあまず呼び出せたと仮定して、メフィラスの言い分ではあと一人 とのことだとよ。聞いているのかグローザム!」 グローザム『あー、エースって四男だっけ、ひいふう』 「地球に来てないのが一番上にいるんだよ。あと気安く呼ぶな」 グロ『そんなこ…

19

郷 「ダン兄さん、現在の首尾は?」 ダン「末弟一人、とはいえ本拠地探しは特に進んどらん、ヤプールはモグラか」 郷 「ああ、偽装用じゃなくて概ね本気で作っているわけですか」 ダン「せめてなにが企まれているかくらい予知しても良かろうに」 郷 「ゾフィ…

18

アサ「空間が歪められているんだと思うけれど、それがあくまで通信を阻害する なんて程度に押えられているせいで上手く全貌が掴めない」 マリ「あのウサギみたいな怪獣が隠れていたのもですか?」 アサ「あれはもっと完璧なものね、、というより、私と計器の…

17

シュン、 「(眉を寄せる)おい、ジャパン、寝ないのか?」 テッ「所属部隊で呼ばないで下さいよ、大雑把な、いえ、ちょっと目が冴えて」 「それにウチの隊員はどこだ、よもや押し付けてどこかに、」 テッ「いえ、一時的なことですぐ戻って来られると、、3…

16

――目を開くと高速ビル街が脇手に見える ミラ「今のは、一体、」 ダン「人の持つ破滅のイメージ、ヤプールが具現化し好んでそこにいたようだ」 ミラ「僕は実際、どこにいたのでしょうか、セブン兄さんの手が伸びてきて」 ダン「さあ、細かいところはわからな…

15

――末弟に近寄るんじゃない! メフィラス!! ミラ「え、セブン兄さん? どこに」 メフィラス『近寄るもなにも、私はここにおらないのだが』 ざりっ、 ――誰がそんな抽象的な問答をしとるか、近寄るな話し掛けるな。毒を注ぐな。 メフ『昔馴染みに手酷いことを…

14

――鮮やかな緑色に侵食されたかのようにその街並みは崩れた ミラ(けれど・・・これが夢ということはなんとなくわかる) 『君らはあまり夢を見ないそうだな』 ミラ「(びくっと振り返る)どなた、ですか、人間?」 『違うが、まあどうでもいいんじゃないのか…

13

マリ「リューウ、テッペイ君こっち来れるって。増員予定の人と交替」 リュ「了解、つーか、スペーシーの奴ら結局一人も来ねぇのか」 マリ「しょうがないじゃない、基地機能まで原因不明のダウンしてちゃ」 リュ「テッペイもアサミ博士も手に負えんって言って…

12

――スペーシー基地・外部ハッチ前、 「違う、逆だ、付けててわからんのか」 テッ「うわっ、すみません(ちょっと怖い・・・)。えいっえい」 「(ふぅ)見た目のわりに不器用だな、、まあ、素人がいきなり付けられる ようなわかりやすいシロモノではないのは…

11

コノ「はーい、治療しちゃうから動かないでね、ミライくん」 ジョ「妙な世界に閉じ込められたぁ? アヤさんとかよ」 ミラ「はい、あと、記者の方もなんですが、」 ジョ「え、ちょっ、誰それ」 コノ「(傷薬持って)さっき、ヒルカワさんって言ってなかった?…

10

ジョ『・・イ、ミライ! お、つながった?』 ミラ「あ、はい、聞こえてます、ジョージさん、どうなさったんですか?」 ジョ『つーか、デート中にすまん、出来れば基地に帰還願う』 ミラ「はい、そのつもりで連絡していたんですがつながらなくて」 ジョ『なん…

09

サコ「うん、ありがとうミサキ代行、基本的にこちらの手持ちの情報に関しては この件に限り全て流してしまって下さい。彼らの身元は保証します」 ミサキ『わかりました』 コノ「隊長、ジョージさんと連絡取れました。どうかなさったんですか?」 サコ「いや…

08

北斗『やっぱりマン兄さんは一番時間取れませんか』 郷 「正直、空港の経営も厳しいみたいだしね。君はあとどのくらい掛かる?」 北斗『引き継ぎにあと一週間は・・・それでも急いだほうなんですが;』 郷 「今は代理の人を頼んでいるけど、僕も一度あとで戻…

07

「勢力不均衡、だぁ?」 『そうだ、簡単に言うとそういうことになる。地球が弱く、そして認知度が 低かった時期にはともかくウルトラ族はそれを崩すことを怖れている。ある 意味で、我々の存在よりもかもしれない』 「・・・正直、よくわからんな(なにを言…

06

カチャカチャカチャ テッ「どーですかー? アライソ整備長」 アライソ「端的に言やぁ・・・問題なく飛ぶな、こりゃ」 テッ「えー、それじゃ一体なにがどうなって」 アラ「複数のパイロットともなると気のせいでもないな、墜落時点での説明が 出来そうなの一…

05

リュ「どうせっつったらなんだけど、怪獣が出現すればミライにはわかるし、 ジョージはまたなんだかんだと煩そうなので隊長、あと頼んます」 ―― ミライがなにごとか感じたように空を向く ―― コノ「(←コーヒー入れてもらいました)取り残されちゃいましたね…

04

リュ「んじゃ、ミクラスは地上支援かな、同時じゃなきゃ出せるんだよな?」 テッ「そうですね、装填に2時間あれば、、あまり時間近いと無理ですが」 リュ「それだと、月がテッペイ、コノミが地上。ジョージがいねぇと進まんな」 マリ「ミライ君は地上組? …

03

サコ「とりあえず、オーシャンに近海にいて貰えるように連絡」 テッ「はい」 サコ「あとは、、アライソ整備長に同行頼んできてくれる? 物理的にも多少は 対処できるかもしれないし。あとは地上と月の組別けね」 コノ「はーい、伝えてきまーす」 リュ「ちゅ…

02

テッ「それに、どうもアサミ博士寄りの話とは違うように思うんですが?」 アサ『そうでもないわね、基本的に最初から対処法を考える人間が行ったほうが あとの面倒が少ないというのもあるし、他に月面に調査の計画があったの』 サコ「もしかして、そちらの手…

01

リュウ「あん? 誰からの通信だ、一体?」 マリナ「アサミ博士、というか、サコミズ隊長を顎で使える人なんてあの人しか いないんじゃない?」 アサミ博士『というわけだから、月面での調査協力依頼、お願いね』 サコミズ「急に言われても、地上でなにか起こ…