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アサ「空間が歪められているんだと思うけれど、それがあくまで通信を阻害する
なんて程度に押えられているせいで上手く全貌が掴めない」
マリ「あのウサギみたいな怪獣が隠れていたのもですか?」
アサ「あれはもっと完璧なものね、、というより、私と計器の目を眩ませたなら
それはヤプールかそれに近いもの。現れる時にしか察知出来ない」
リュ「いっそ地球に帰ったほうが早そうだよなぁ(嘆息)」
アサ「それでメビウスに来て貰うことにするの?」
リュ「え、いや、そんなつもりは」
アサ「そうね、頼む必要すらないわ。そもそも彼らに月なんてほんのちょっとの
距離。瞬間移動の能力すら持っているし、消耗はするみたいだけどね。けれど
だからこそ頼りたくないわ、彼らはむしろ僥倖、奇跡と思わなくては」
――
テッ(月の、一つの文明を破壊した超獣、いつか何者かが地球を滅ぼしたとして
別の星の別の文明のものがそれを興奮と共に眺めるものだろうか?)