#22 トランザム

すごく正直、この前の回くらいまではわりと楽しかったんですが、新しい三人組が出てきて以降の展開のスピードがあんまり早く、だんだんなんだか「内輪揉め」を見ている気分になってしまったのですが。まあよく考えたら、ほとんどの主要登場人物が所属を超えて顔を合わせていたり知り合いだったりする状況ってもうとっくにそうだったのかもしれず。
今まではそのことを直接感じなかったというだけのことかもしれません。


地球側は三人組の登場ののちに量産型のガンダム同性能機が与えられ、どういう目的なのか≪ソレスタル・ビーイング≫の頭脳部に侵入した国連職員がガンダムへのエネルギー供給を切り離してしまい(ところであの少年何者じゃ)(興味をそそられるかというとそういう意味じゃありません、どっちかというとなんかうっとおしい)(三人組の登場のほうが唐突だったけどそこまで思いません)、そのことを幾つかの傾向から予測していた戦略予報士さんが対抗措置を行なっていて、という状況下で。
地球軍に三人組の位置情報が流され、それに呼応した刹那の昔馴染み傭兵が動き、二人までやられてしまったところで刹那が戦場に乱入。刹那と傭兵との戦闘になったところまで。
そして、まるで行きがかりの駄賃かなにかのように無造作に殺されてしまったジャーナリストの姉の死体を見て、一般人代表の日本系の少年が自分のガールフレンドが襲撃されて唯一の生き残りになってしまったことと重ね合わせ、ガンダムを全て一括りに憎悪を燃やす、というところで幕。
(でも極端な情報規制を行なっていたことを考えると、その流れ自体は妥当ではないかと思うんですけどね、意地の悪い展開になるんだろうなぁと漠然と思いました、ガールフレンドの事件までは普通に同情できたんだけど、ちと惜しいかも。)