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――スペーシー基地・外部ハッチ前、
「違う、逆だ、付けててわからんのか」
テッ「うわっ、すみません(ちょっと怖い・・・)。えいっえい」
「(ふぅ)見た目のわりに不器用だな、、まあ、素人がいきなり付けられる
ようなわかりやすいシロモノではないのは確かだが。貸せ」
テッ「え、ありがとうございます、ずいぶんお若いんですね」
「年食うと任務に耐えられなくなるようだな、地球が半端に近い」
テッ「あー、わかんないでもないかも、もっと離れてると諦められそうですが」
「出来たぞ、頼むから、遭難して人手を割かせないでくれ。今人手が足りん」
テッ「(確かに頼りない)はーい、あ、でもちょっとウチの整備長のところに
行っていただいていいでしょうか。聞きたいことがあるって」
「ああ、そちらは我々のために来てくれているからな、協力が当然だ」
テッ「あ、じゃあ、アライソさんって人なんですけど、お願いしまーす」
「わかった(なんだろうか今の半端な笑みは・・・)」