#4 タロジ

後味の悪さではさすがにピカ一、というか、その後どうなったんだかわからない。
とりあえず、なんでそんなことになったのか、ということだけでも伝えてあげるんでしょうか、それともそれがなんの解決にもならなかったりもするのかな。
霊が見え、「頭の中に人が住んでいる」娘さんがとあるアパートの前に立ち竦み。
進もうとするも、強い、、、なんだろうね、無念の感情なのか苦しみなのか。
阻まれ、何度も吐いてしまい、それでも可哀想だから、と関わることを諦めないんですが(細かい事情はまるでわからない)、彼女はそこで家に帰り、彼女の父親が集めている人から聞いた話のノートをめくり。
そこから“タロジ”の文字がドアや壁に、しまいには身体中に傷として浮かび上がるようになってしまった女性の記述を読み、なにも悪いことはしていないのだ、と嘆く彼女の家に飛び込み、窓から外を眺め。。。


なんちゅうかこう、あらすじを説明してもしょうがないんですが。
しかしこう、完全に内容に触れず感想だけ書いてもしょうがないというか、本当にこう、善も悪もなくただただ救いがないとしか言い様がないんですが。


ただ、“タロジ”が女性の不倫相手だった男にではなく、女性に向かった理由はわからないでもないというか(彼女がいなかったら男に向かったと思うけど)、笑いながら相手の反論も手段も封じ込め、その場から顔色一つ変えずに立ち去ったことと。
そのことを全く、もしかしたら教えられても覚えていそうにないところが、全てが無理もないんじゃないのかなぁ、と思われてならないのですが。