−22.裁判3(1/7)



彦乃「行方不明、ですか?」
月子「またなんでそんなことに、あ、クリープいる人ー」


円月「(貰う)細かいことはお伝え出来ないのですが、人間の関与の可能性も
 否定し難いものがあるらしいとだけ」
里音「今まで時期を待っていた、からだよね? 異形ならいつでもいいはず」
木田「ちゅーか、逃げてメリットがあるか怪しいんだよな(砂糖ざらざら)」
百瀬「まあ、さすがに三度目ともなるとなんかしらの防御策が取られていても
 不思議はありませんが。太りませんか?」


木田「あの野郎は、お前らに言ってもしゃあないが受けがいい。それも実務と
 無縁であればあるほど、理論っつーか理屈が素敵に聞こえるらしい」
里音「どんなことを主張しているの? そもそも」
木田「極めて端的に“立法”の必要性を唱えてるな」
彦乃「りっぽう??」
百瀬「法律を新しく作ることです、法律の改定というのは事実上、前の法律が
 無効になる取り決めを作ることで行われるのですが」
月子「あー、生まれた時からルール全然変わってないもんね」