−21.裁判2(6/7)



 『・・ちょっと待って下さいよ、情報局じゃ扱えませんよ! そんな』
紅砂「でも実戦部隊でも文官でもないだろうこれ。なあ、≪親衛隊≫は?」
行人「連絡はしますが、直接動くことはないですよ、あくまで随意行動で」


 『今が可能性、というレベルの話ならば、私が上に報告はしてはみますが、
 捜査権などは期待なさらないで下さい。拮抗する勢力というともう一箇所の
 裁判シティしかありえませんが、調査チームがあるかどうかは;』
紅砂「まあ一応頼む。木田は?」
 『えー? 司法に殴り込み掛けんなら志願者くらいは集められるが』
紅砂「わかった、念のためとか思ってすまなかった、黙っててくれ」
 『了解。でもやっぱ、行政が一番マシと思うぜ? 軍は筋違いだ』


――なんだかすごい方だったんですねぇ。
朗花「そう、言えないこともないですね、、あれ、なんでこんなことに?」


紅砂「期待するもんでもないな、概ね皆末端だ、まあ前線とも言うが」
――(にこ)私もです。一番の新人で、この件次第では・・・。