−17.幻影(5/7)



紅砂「・・・なんだか、古い夢を」
黒 「どちらか水を。頭の調子は、」
月子「コップ貰ってくる!」


紅砂「ああ、平気、でもない重い。5分が限界、、」
黒 「まあ、別に今は特にリーダーの君に起きてもらわんでもいいんだが」
紅砂「すまん、世話掛ける、、ただ多分これは、この現象はわりと繰り返して
 起こっている、人はそのまま帰ってくる、最長が確か、二ヶ月(ぐー)」
黒 「待て、まだ一分かそこらだ意外と根性ないな(がくがく)。どうやって
 その結果を導き出したかだけ教えていってくれ」


里音「そーいや、なんか紅ちゃん本みたいの持ってたよ。ちょっと圧縮された
 古めのヤツ、なんか暇潰しにって」
黒 「なんだそりゃ、小説本の類ではないにしろ;」
里音「“腕”に部屋引っ掻き回されたからなぁ、えと(がさごそ)、あった、
 『事故判例集』『運転操作マニュアル』だって、どっちかな?」
黒 「・・・それは調べ物というと思うよ、思ったより秘密主義だな」