−17.幻影(3/7)



黒 「またこりゃすごいな・・・」
月子「慣れててもこれだけ多いと気持ち悪...orz」


里音「わーん、月ちゃんも手伝ってよー」
月子「ってか、この惨状で紅砂無事ー?!」
里音「うんー、意識なくしてる人にはなんでか全く手出ししないし」
月子「あ、そういやそうだった。でもその辺に埋まってるのも心臓に悪いし、」


 黒が手をかざし、部屋に溢れていた腕が砂のように崩れる


黒 「まあ、さすがにこういうのはいいだろ。見てられん」
月子「(ずりずり)紅砂ー、生きてるー? 窒息してないー?」
里音「あ、と、ねえ、円月さん見なかった?」


黒 「なんだあの軍人、逃げたのか?」
里音「ううん、それがなんか、壁に引き摺り込まれちゃって;」
月子「うわあ、どうなるんだろう、それって」