−16.高貴(7/7)



黒 「あーもう、ドジったドジった(ぺたん、と月子が傷シールを貼る)」
運転手「すすすす、すみません...orz」


月子「でも黒すけがこじ開けるとか言うからー」
黒 「名前統一してよ、月ちゃん。寝てたらってちゃんと言ったんだがね。
 それにしても獣人だったとは。でもこれで関る大義名分が出来たか」
運転「本当に申し訳ない・・・」


月子「運送業だとたまにいるって聞いてるけど、見たのは初めて」
黒 「聞いてる段階でかなり詳しいほうだよね」
月子「フツーの都市の出身じゃないから。でも皆妙にいろいろあるなぁ?」
黒 「まあもしかしたら、君らを“選んだ”人間が最初からそういうふうに
 意図していたってこともあるのかもね」
月子「えー、なにそれ?」


運転「重ね重ね無礼なんですが、小生は一体どうすれば;」