−13.雪也(3/7)



木田「ところで前から聞きたかったんだが、紅砂の口調ってあれなんでだ?」
朗花「なんでもなにも、お会いした時からですけど・・・」
木田「って、お前の頃からそうか; いや前はわりとフツー、というほどでも
 ないが女言葉で喋ってたんだよな。なんか固くはあったが」
彦乃「ただ徐々に地が出てきたってだけなのでは??」
木田「語弊があったな、、いわゆるお嬢言葉みたいだったんだよ」


朗花「オジョウ?」
彦乃「“お嬢さま”な、朗花が言葉でわかんないの初めて見た」
朗花「スラングの類はなんとなくわかるんですが、固有名詞ですかと。良家の
 ご息女のことですよね? 特有の喋り方があるんでしょうか」


木田「説明のしようがねぇな」
彦乃「んー、まあいいとこの人っぽい気がすることもありますが」
木田「なんか信じられてないか?」
彦乃「そうでないです、ただ、想像がつながらないというか」


朗花「確かNo.8に行人さんのご要望と言っていたことがあったような?」