−12.行人2(2/7)



紅砂「さっきのは?」
黒 「白とかブランカとか呼ばれてる、本来のここの担当だから呼んだ」
紅砂「≪敵意を持たない異形≫? 黒い巨人との関係は、」
黒 「・・・黒い?」


紅砂「いつも助けてくれる巨人はもうちょっと白みが勝ってる、あ」
黒 「そうだ、さっきのも僕だ、形は違うが(顔を指してにっこり)」
紅砂「ならば、銀、、白の巨人も人の姿を持っているのか。それでお前さっき
 “こっちの身体”なんて妙なことを、」


黒 (うわ、やべー、なんか聞いてた以上に回転速ぇ;)
紅砂「私だけ移動方法が違った理由は? ってなに逃げてる」
黒 「え、ああ、こないだ身体に穴開けられてたろ? 広がることあるんだ、
 ってなに、まじまじと」
紅砂「(眉を寄せる)どこかで会ったことないか?」


黒 「当てられたら答えてもいいよ。てかお仲間さん来たな」