#35 迫り来る黒芒楼

「忠実」ってアンタにかよ! と突っ込みたくなってしまうんですが。
というか、わりとちゃんと評価されてるんだなー、と思うんですが志々尾くん、確かに欠けたところのない相性の良い三人組と思いますが、下手すると正守さん、プラス時音ちゃん良守くん以外の人間サイドよりかよっぽど評価されてないかって気もしないでも。
そして今回も着々と揺さぶっているわけですが。


でもさー、正直、全然別の意味で異形慣れしてる二人に対しての怯えって気がしないというか、夜行でも別に珍しいってほどでもないんじゃねぇかって思うんですが。
いまだに完全変化した姿を見られたら、というレベルなのか。
もう少し周囲を見たほうがいいんではないかと思うんですが、いまだに精神が幼い頃を過ごした小さな村から抜け出られないってことなんでしょうかねぇ。本性が家くらいある妖犬が物心付く前から家にいて、先祖代々異形のぼこぼこ生まれる土地にいて、あまつさえ外から入ってきた父親まで魔物封じの修行してたことがあるって。。。
どこに異形の本性くらいで引く余地があると思うのかがむしろ不思議ですが。
幽霊見えるって子の相談にも「わからん」の一言で済ませたしなぁ、うん。
もうちょっとはっきり悩みを吐露してたら、いくらでも実例を出せたんではないのかと思うと本当に残念です。そもそも話通じりゃ退散願うってのが基本姿勢っぽいしなぁ。


てな感じに青年の悩みをしている志々尾くん余所に(というかそのための準備か)、黒芒楼は着々と押し掛けてくるための準備中。うーん、意外と防御の要がおばあちゃんとは。
確かに強いって聞いてましたがそこまでだったのか。