#28 黒芒楼の宣戦布告

太陽あったけーなー、と和んだり、コンビニでアイス食ってみたい、と言い出す輩がいたりと、研究者さんの趣味なんだろうかこの辺? いやだって、嗜好品の知識っていろんな意味で必要ないよねぇ、特に。
とりあえず、意図はよくわかりませんが話し合いをしたいと言い出した人皮の中身、ものすごく目立つというか、志々尾くんも最初は正直どっこいだった気もしますが、あのレベルだと特に「人間の振りをして」というのは心配しなくても良かったような気もします。
どう考えても見分けつくし。
一から教育するんじゃなくて、もともとそういうのが得意な妖に中に入ってもらうとかの方向性はなかったんでしょうか、それでも多少は浮きそうな気がするけどね。


と、私がそんな計画を立ててもしゃあないし、そもそも今回は必要もないわけですが。
今後はもう少し勉強してくることになるのかなぁ、夜行とか出張ってきたらぶっちゃけて見掛けただけで斬り殺しそうな浮きっぷり(志々尾くんはほぼそのつもりだったような気がするし、彼の行動のが妥当な気もする、内実考えると)。


昼の学校に侵入して放送で「今夜会おうね♥」と言い放ち。
夜は夜で机を用意しての話し合いとやらの準備、しかし人間に地面の上で椅子に座る習慣はないので完全に好意でもあれは微妙なんだと誰か教えてあげるといいと思います。
つーか、なんでまたそんなふうに話し掛けてるのかが謎。
確かに森を管理するメリットはないわけだけど、明け渡しにも特にメリットあるわけでなし、力付けられたら存在が微妙だし。聞くわけないとわかりそうなものですが。