#7 最高のケーキ

正直、話の内容のわりに面白かったなー、と思うんですが、それがどの辺の兼ね合いからきたのかは謎です。というか、こういうのは私が気に入ろうが気に入るまいが、ものすごくベタに展開しようが「こういう話」であることという価値が歴然とあるので批判はしないのですが、それでも悪くない話ってのはないでもないというか。
どこまで頑張っても目の離せない面白さにもならないとも思うんだけどね。


何話か前に出てきていたパティシエの幽霊が相変らず周囲をふよふよしてまして。
今回はなんでだかおじいちゃんが邪魔しに来なかったような気がするんですが、あれを崩されたらさすがに可哀想だからなのか。単に時間食うからなのか、オチ担当なのかはよくわかりませんが。
悪意はないけれど未練を話そうともせず。
このままだと危うい存在になるかもしれないとのことで“マザー”さんと呼ばれる霊媒師? みたいな人と協力して彼の未練のもとを探しましょうと。ところで彼女は推測するもなにもどう見ても丸わかりですがもとが金持ちなんだろうね。
それで無料で相談に乗ってくれるからと良守が烏森の霊をそこに送り込んでいる、という感じですか(身体がいくらか消えていることも少なくはなさそうだけど)。


で、それが彼が家を飛び出してしまったがために家業を継がなくてはならない弟のことだった、と両親を亡くして、今はどう見ても立派にやってるけどそれでも兄は兄だと。
つーかむしろ、家を飛び出したあと、ろくに会いにも行かなかった辺りが酷いかなぁ、と思わないでもない(死んだのはしゃあないとして)。ちょっと良い話。