誰にも触れてはならないのだからずっと消えたかった。
――私はお前と共に行くわけではない。
そうすることは出来ない、その代わり、小さな組織に属することになる。
“なんでも屋”のようなものだ、宇宙をどこでも飛び回る、好き嫌いは言っては
いられなくなるだろう。今もまあ、献身が主題のようなものだが。
お前には、多分小さな生き物を送る。滅びる種族は多いのだと教わった。
千年経ったらあの星に戻ろう、そいつらを連れて。
軌道を戻し固定して、一から計画して、ちゃんと命の巡る星を作ろう。
エル(楽しみ・・・長生きしたいな、置いてったらまた泣くよね)
メビ「エル、さん?」
エル「え?」