帽子が来た、85



 病院・屋上、
ゼノ「うー・・・(ぐし)」


 ぽん


ゼノ「あんた誰、今回何人も姿のない奴いたけどその仲間?」
――そんなようなものだな。
ゼノ「なんであんなふうになにもかも奇麗に解けてしまうんだろうか」


――なんでだろうなぁ、全て受け流すからだろうかね。
ゼノ「悔しい、俺も助ける立場になりたかった、なぁ・・・」


――それは、羨ましいって言ったほうがいいんじゃないか?
ゼノ「別に取って変わりたいわけじゃないよ、ただ無力だなぁって」