セリ「君らは男が可愛くて嬉しいものなのか(嘆息)」
隊B「男じゃなくて後輩がですよーっ、なんかひでぇっ、隊長っ」
セリ「冗談だが、君らにもすでに後輩はいるだろう」
隊C「いやぁ、リュウが可愛いのはセリザワ隊長だけです」
隊A「お前は庇うくせに言うことも言うね・・・」


セリ「うん、まあ、正直可愛くないというと嘘になるか」
隊B「まーわかるっちゃわかりますけどね、野生動物に懐かれたみたいだし」




 君はいらないのだと言われて頷ける人間は弱くなぞないと思うよ、リュウ


――私たちはどこかで怯えていた、宇宙人らの介入によって飛躍的に進歩した
科学技術、張り巡らされたネットワーク、ぎりぎりまで隠してあるけれども。
実は巨大な権力を持った防衛隊。


あの日、あの時、サイレンが鳴って。
いやそれでも、その情報がもたらされるその時まで我らは役立たずだった。
けれどそうでなきゃならなかったんだ、防衛隊が地球を喰らうよりずっと。