帽子が来た、7



レオ「・・・確かに、なんでわからないんだ、それは」
アス「もっぱら子どもたちの間ではー、浚われたんだ、という話で持ちきり」
レオ「浚わない浚わない;」
アス「けれど、なんでここにいるのか、誰が、というのは気になっていたよ。
 兄さんだっていくらなんでも不自然だと感じてたんじゃないの」


レオ「私は、隠されたのかな、と思っていた」


――


アス「えー、こちらが≪種族調停委員会≫の、、帽子だな」
タロウ「なんだ、見たままで良かったのか」
ゼノン「どっからどう見ても帽子ですね」


メビウス「あのぅ、透明なご種族の方ではないかと・・・」