#6 災厄の紅き夢は東欧に消えて(後編)

結局やっぱり、ヘイさんは同情しちゃうんだなぁ、と思うわけですが。
ある意味でそれがもっとも強力な武器になっているような気もしないでもないのでちょっと皮肉なところです、“最悪の契約者”ハボックは南米≪ヘブンズ・ゲート≫(天国の門か)(裏の東京がヘルズ、地獄ね)の奪い合いの戦争時に能力を失い。
なんだか気付いたら東欧の地にいて、しばらくぬくぬく暮らしていたそうです。
能力も消えていて、しばらく、諜報機関の見つからないうちだけ。
ヘイはその時に消えてしまった妹を探しているそうな、コードネームじゃないんだったら本当に中国人なのかなぁ? パイって“白”だよね。
しかしまあ、どっちかというと他愛ない代償ばっかり見てきていたのですが、子どもを殺してその血を啜ることが代償って、いきなりキツいなぁ、それ;


ヘイさんが感情豊かで、代償を払っている様子もないことから、≪ゲート≫に近づいて彼の妹の行方に関する記憶を取り戻す、という行動に賛成しますが。
まあ、ヘイさんはちょっと違うんでしょうね、細かい事情は知りませんが。
それにしても、力を失うと感情も戻ってくるって酷いシステムだなあ。
イギリスの諜報部員たちの目的はどちらかというとヘイにつながる“組織”の調査だったようで、ここで殺されてしまうのかな? と思っていたんですが、今回は痛み別け、とはいえ、彼女の運命を考えるとそれが一方的に悪いのではないのかもと正直考えてしまうのですが、感情をいきなり失っていたような様子はなかったものの。
とりあえずヘイの目的も知れ、≪MI6≫も残留するようなので、これから事態がちょっとずつ動いて行くんでしょうかね、でも次回予告のアレなに。