#19 紅葉色の恋

結構面白かった、というか好きな話です。ラストがちょっと唐突には感じたけど(なんであそこで固有名詞じゃなくて妖怪になっちゃうの? というか)、まあ、奇麗な終り方だったかなぁ、というか。別に上手くいっても良かったような気もしないでもないですが。
それだと大阪に行ってしまうことになっちゃうのかなぁ。


ヨーコちゃんが神社で落ちる紅葉と戯れていましたらば、そこにその様子を楽しく眺める青年が。あとで偶然訪ねて来た彼は近くの呉服問屋の若旦那。
なんでも自分が家の後を継いだところ、白蛇がやたらと出るようになり。
下働きが全くいなくなってしまったのだと、つーか、いくら金運がいい白蛇でもそんなにわらわらと出られたらなんか嫌ですが。一匹なら可愛いけどね。


で、なんかどうもそれが先祖代々の守り神だったということらしく。
その家の当主は代々その蛇の化身の女の婿にならなくてはならんそーです、その代わりに家は栄え、特に苦労なんぞしなくても商売で苦労することがないのだとか。
で、次の当主は養子でもらう、とのことなんですが、その辺が正直よくわからない。
なんつーかとりあえず、自分の嫁が己の養子になっても平気なものなのか。
それとも単に一緒に傅いているだけで特になにもしないのか(なにって)、そもそもちょっと仲良くするくらい見逃してやれよ、形だけなら、そもそもなんでまた代が変わった途端に家から女追い出すようなことを始めたのかとか。
新しい当主がまた特別に(しかも多分偶然? 相手選べないよね)好みだったのか、単に支配してなきゃ気が済まなかったのか。後者だろうけど、前者もありかなぁと。