#6 午後九時七分発 幽霊電車

基本的に退魔なんかに関しては勘太郎が呪文読みおわりゃあ片が付くというか。
それで駄目なよーな強い相手にゃあ、はるかさんが錫杖でぶっ叩くか雷を落とすという特に毎回工夫があるわけでもないんですが。つーか、勘太郎が呪縛→はるかさんの雷などのバージョンもあるしでもともと戦闘的に相性がいいっつーか強いんでしょうね。


で、基本的になにをやってるかというと事情を調べることが主というか。
せいぜいが捕捉するための下調べというか、そんな感じ。


いや、それが良いとか悪いとかそういう話題ではなくて、そうなると「面白さ」を別けるのは鬼たちの事情というか、荒魂(あらだま)って呼んではいるけどやっぱりその荒魂のせいだけでもコトは起こらないというか、あくまで源は別にあるわけで。
(日本神道のわりと昔からある概念です、神に善と悪の側面があるのさもともと。)
幽霊電車が「娘を迎えに行く」ということの結末があれってのは、ちょっと面白かったのですよ。シビアってのとは少し違う気もするんだけどね。勘太郎の言い分もわかるし、それを言葉にしてすずちゃんに告げられなかったのも無理もないかなぁ、というか。
漫画にすずちゃんは必要ないけど、アニメに入れたのは正解だよな。


映像で説明するだけで、一度明確にしなかったことを彼女にやんわりとした形で告げるってのは話としてもまとまっているというか、物語りを読むのに向いていない人にも理解が及ぶだろうなと思えますしね。
それにしてもむーちゃん無事で良かったよぉぉ(さよか)。