#6「復讐は聖母の前で」J.D.ロブ

んー、正直動機がいまいちなことが多いなぁ、と指折り数えてみたら他に1話あるだけでしたわ。むしろローク絡みだよって事件のほうが多いか。
何回身内絡みで事件起こったら済むねんというか。
いやまあ、他のところがわりとリアルなので相対的に気になるだけなんですが。
執事のサマーセットさんが罠に掛けられ。
彼らの共通の知り合いが次々と殺されていくという話。


そして案の定、イヴに連絡を取ってきて予告殺人を行うわけですよ。
殺人現場には(最初のカタギな生活してる人の時は気付かれませんでしたが)必ず聖母マリア像、ついうっかりイヴが内心語りかけてしまって赤面してましたぜ。不覚って、別に誰が見てるわけでもないのにww
ロークが隠して行った復讐殺人のさらに復讐なもので、どうにも公にするわけにもいかず、でもイヴは助手にも精神科医にもバラしてたから、1巻から考えるとすごい進歩だなぁ、と思いますよ。誰が犯人かって点に関しては今回は納得、その位置は妥当だ。
そういや、「ちびの娼婦」って言い方はムカついたなー。てめぇが言うなってか。
ある意味でロークの復讐は庇われてしまうわけで、それで家族を失ったことへの復讐は駄目なのかというか、やり方があまりにも酷かったからそんなジレンマは今回はなかったんですが(方法もだけど、情報流した噂があるだけで殺害ってのもなぁ)。


話の中にじゃなくて、読んでてちょっとしこりみたいのは残ったかも。
あ、マグナブはいいキャラですので再登場希望、可愛いなw