#3「不死の花の香り」J.D.ロブ

シリーズ2巻と続けて読まなければ展開が似てるって思わないレベルだとは思うんですけどね、まあ、軽く「またぁ?」はしょうがないと思うの。あと、メイヴィスと被害者の喧嘩の目撃者が三人で犯人と疑われるのも三人ってのはすごくわけわかんないんですが。
パーティの客がそんだけだったのかと小一時間。
ホームパーティだったのかなぁ。


とはいえ、メイヴィスの嫌疑が晴れる辺りまでには全く不満なし。
状況証拠のあまりの真っ黒さに、むしろイヴの自制心というか信頼の深さが伺えて良かったですよ。いくらなんでもキツいよ! あれじゃ自分があの証拠出てきてもパニックだよ。
魅惑の歌手っつーかかっ飛んだ趣味のメイヴィスですが。
彼女の趣味の良さはともかく、ロークも彼女の人柄は認めてると思います。
つーかサマーセットとの組み合わせにすごくときめくのですが、なんで甘いの。
あと、ロークさんがサマーセットを雇ってる理由は確かに素晴らしいですが、むしろ執事じゃなくて家族じゃないんでしょうかそれは。安楽に暮らしてるだろうけどさー!


イヴの使っていたケチな情報屋が頭ぶち割られて死亡。
大した事件ではないと思っていたし思われながら、それでも随一の腕利きともされるイヴが出向き、そうして奇妙なデータと新種の麻薬を発見。そしてそれとは無関係に(と思われてた)親友のメイヴィスとその恋人を脅かしていた女が死に。
その事件現場にはメイヴィスの痕跡が色濃く残ってました、いや、痕跡というか当人がいたんだけどな。結婚式を控えて、イヴ頑張れw(ロークもな)