#2「雨の中の待ち人」J.D.ロブ

まあ正直に言うとどうにもロークだけが魅力的に思えないわけなんですが。
いや、生身でいたら素敵なんだろうとは頭では感じるんだけど絵に描いた餅っつーかなんというか、ちなみにティブル本部長はいいの! 立派な上司の典型パターンだけど!!
もうちょっと影の薄い、話に垣間見える彼氏だとこのくらい完璧で楽しいかもね。
小説の魅力ってのがしばらく抱き締めてたら灰色の塊に愛着を覚えてきた、という具合に現れるものだと私が信仰しているというだけのことかもしれないんですが(猫っす)。


でも、自分たちのをカメラで撮っちゃって慌ててたシーンとかは悪くなかったかなぁ。
多分慌ててると人間らしく思うんでしょーね。


とある判事が喉を切られて殺されまして、堂々とした女性で大金持ち。
上司はかなり親しい友人なもので塞ぎこんでるわ、イヴも顔見知りなので多少影響がありますわ。そして今回もまたも関係者として出てくるローク。
二番目の女優の時なんて元恋人だったりという、顔が広いっていうか広すぎです。
どうも「顔が売れてる女」が嫌いっぽいのでイヴは罠を仕掛けてみました、超金持ちのロークや有名な刑事であることと現在進行形の事件を利用してテレビに露出しまくってみたということなんですが。
そして罠に掛かった犯人が狙ったのはイヴの専属女性キャスター、しかも人違い。
様々なしがらみの中でイヴがだんだん追い詰められる中、さらに消息不明者が出ることに。犯人がなー、もう一捻り欲しかったけど、まあ面白かったです。きっかけがもう少し。
あ、それと一応はゴールインですね、おめでとうございます。