#1「聖女の遺骨求む」

まず“聖遺物”というものが教会に必要で。
とある地方に「傷を治すんだよん」という聖女がいることを夢のお告げで見たっつー修道士がいたもので、その地にその聖女の遺骨を迎えに皆で行くんだよ、そしたらその地で殺人事件が起こったんだよーんも、というような話で。その時点で現代人には付いて行きにくい面がないでもないんですが。
カドフェルさんは、聖女や奇跡そのものには多少のシンパシーを感じないでもないものの、それ以外のお告げだの裁きだのっていうのには懐疑的です。


とゆーか、お告げを受けたって抜かしてるヤツが俗物っちゅーかね。
土地の有力者が反対してましたらば、弓でさっくり射殺されたよ、ということになりまして、それが聖女の裁きではないのか、と言われ始めました。


えー、傷を治してくれるような聖女さまが、なんでまた自分のことを愛してるが故に反対したという長い付き合いの相手をさっくりと射殺すと思うのかと小一時間(ry
(こういうマジ内容の場合はその表現は避けたほーが。)
そもそも弓が刺さってるんですよ、死体に。
そしてまあ、ネタバレしてしまうわけですが、実は後ろから射殺して、それを抜いて前から射られたんだという具合に偽装したんだということをカドフェルさん(いい感じに油の抜けた元やんちゃ系おじいちゃん)が解明したわけで。
聖女さまが後ろから射るような卑怯なことするかー、と地元民大反発。そこなのかよ!
土地の若い人間に絡んだごたごたもあったけど、わりといつもあるし略(えー)。