#15 聖杯を探して

なんかこう、“アーサー王の聖杯”は置いておいて聖人がなんとも味があるというか、いい人だったなぁ、というか。別に誰に認められようとも思っていないというか、淡々としているところが素敵でした、そしてヴォーロンの大使と。
主に判事どののことをはらはらはらはら心配してました。
ちょっと卑怯臭いですよね、冒頭でいきなり「曽祖父が宇宙人に浚われたと一生笑われて過ごしましたが、こいつの曽祖父が浚ったんだと証明されました!」という裁判をしなきゃなんない判事ってw(しかも宇宙人側の返事がミステリーサークル、おちょくっとんのか、言語なのか、そして冷静に通訳を呼ぶ判事)
それが日常なのかなぁ、と思っていたら頭抱えてるんですもの、可愛いじゃん。


というか私はヴォーロンの大使を信じてました、んで「私?」と小首傾げているところとかすっごく可愛いなとか思ってました(なんか人型でないほうが好きで、人型もなにも姿わからない完全スーツですが)(そして小首を傾げるとか幻覚です)。
≪バビロン≫に聖杯を求める会の会員がやって来まして、ミンバリ大使らがうっきうっきと迎えに出掛け、地球司令官はきょとんとし、そしてその聖人は自分の懐から金を盗もうとした青年を自分の庇護下に置き、彼が言う、「自分がいないとバビロン基地が壊れてしまうのだ」という言い分も真面目に聞きます(しかし四度繰り返されると確かに嫌だ;)。
結局こう、ミンバリらが言っていたように、聖杯という形あるものというより、万物の真理を捜し求めているといったほうが正しいのかもしれません。いや、話の意味がわかったとか、感じ入ったというより、なんか面白かったんですよね、この回が。
彼の人生がただ実りあるものでありますように。きっと大丈夫でしょうが。