#12 ドッキング・ベイの悲劇

基本的に丸々、ベイの事故とその体制に対するストライキの話で。
ぶっちゃけて事故に関してはナーン大使の言ってることのほうが正しかったと思います、というか、新しい副官と暗殺事件以来、丸くなったよなぁ。まあ、やっぱりセントーリの大使とは仲が悪いみたいだけどね、ていうか、いくらなんでも宗教でからかうのはよくないような、しかし確かに個人の持ち物っちゃあ持ち物だしなぁ。


ちゅか“ブシドー”ってどういう名前なんだよ、ということをずっと考えていたんですが(地球系だよねぇ?)、私が知らないだけでどこかの文化圏ではありうる名前なんでしょうか。日本人だとどうしても別の連想をしてしまうのですが。
ええと、荷揚げの量があまりにも多すぎてベイがフル回転になり、しかも荷物も時間待ちという状況の中で事故が発生。そしてナーンの大使の宗教儀式用の花が燃え、作業員の一人が死亡、そのまま就業規則で禁止されている違法ストライキに突入。
あーまあ、確かに宇宙基地でストライキなんかしてたら人命に関わるしなぁ。
とはいえ、点検されるべきところを予算が付かなくて先延ばしにされ、労働時間はぶっ続けで半日以上、事故が起こって死人が出るわ、という段に至ってさすがにぶち切れはしたものの。ストライキは事実上、どうも武力制圧の対象になってしまうようです。
で、地球から凄腕のネゴシエーターが派遣されてきたものの、どこが凄腕なのかがよくわからんというか、ちょっと拗れたら武力制圧(馬鹿にされても低姿勢が基本じゃねぇの?)。お前たちの自業自得だって、えー、誰でも出来るじゃんそんなの。
とりあえずはまあ、“武力制圧”は司令官に全権が委託される、ということだったようです、うん、武力制圧にも結構金掛かるよな(そういうのは惜しまないくせにな)。うん。