#33 朝食会の誤算

非常にこう、正直鬱々としていて面白いとは言いがたかったというか。
部長の元奥さんの逆襲も大概だったけど、部長の言い草もやっぱりどうかと思います(奥さんの反撃のが苛烈ではあったけど、先にやったのは部長という感じに)。
とりあえず、共和党民主党の共同朝食会が計画されまして。
所詮は朝食会なので争点になるような話題は出さず、馬鹿話をしてパンケーキを突き、どっちかというと前もって席順を決め(7時間掛かったそうです)(大統領を忘れてしまうのは確かにありがちだと思いました)、あとで記者発表するほうがメインっつーか。
共和党の首席補佐官(という言い方していいの?)は部長の奥さん。
お互い、一歩も引かない女の戦いという雰囲気をCJとともにかもし出してました。
(CJは引かないだけで争い嫌いだけど。)


そして、著名なコラムニストの前で補佐官が靴を貶し、サムが「キルギスタン核兵器」と言い(カザフスタンの言い間違いだそうです、カザフスタン旧ソ連邦の主要国の一つ)、なんにも間違いとかやんないだろ、と思われたドナがパンツを彼女の前で落としました、フツーに起こるような過ちじゃありません。
もちろんどれも罪がないですが、彼女にコラム題材にされたら目も当てられません。
というか正直、その誘惑に耐えられなくても彼女は悪くありません。


なんでたかが朝食会で! と補佐官は怒りましたが、なんちゅーかこう、主に部長と奥さんが全面的に悪かったような気もします。政治は妥協だ、というのが正しいのか、それとも本当は部長たちのほうが正しいのか、私には難しくてわかりません。