#14 影からの逃亡者

わかりました、確かにこの馬鹿青年はなにもかもを他人に押し付けて逃げ去りました。
しかし、だからなんだってんだよ一体、としか言い様がないというか、「本当にそんな阿呆な犯罪理由が成立すんのか?」というニュアンスで釈放されてしまったような気がしないでもないんですが、もし映画が完成したとして。
生涯誰かから台詞を盗んできては切り張りしていくんでしょうか、当たるかボケ。
だったら犯罪になら才能を生かせるかというと、そこにはそこのルールがあるし、要するに素人の立場でマフィアの犯罪なんぞを真似したから目晦ましになったってだけじゃん。というか、別に友人の指紋付けなくてもいいじゃん、なんで必要ない工作したの。
(二人で言い逃れてしまえば良かっただけじゃねぇの?)


えー、映画の計画があったそうです。
そして、その冒頭で跳ね橋に「マフィアに殺されたと見せ掛けられた死体」がロープで吊り下げられるシーンが存在することになっているのだそうです。
で、とある強盗を追い詰めるために橋を上げてみたところ、そこに死体が。
せっかくばら撒いた札束のインパクトが台無しでしたが、わりとよろしい恋人関係みたいですのでやり直してぜひ幸せになって下さい(脱線)。


誰がなんのために、ということを調べていくわけですが、いや、その時点では映画の存在もわかりませんが、見た目異常ってのは誰でもわかりますしね。両目を銃で打ち抜かれ、死んだ後に吊り下げ、トランプのジョーカーをポケットに。
やっぱりこう、犯罪としては子ども騙しじゃね? 阿呆くさ。