#10 マーロウハウスの怪<後編>

んーと、こう、とある麻薬密売組織との約束を破ったところ刺客が二人送り込まれてきたのでそれを返り討ち(誰が、とかはまあ置いといて)、その犯人は逃げてしまいましたよと報告し、ついでに「死体の処理は任せて下さい!」と言いましたもので。
さらに別のところで殺された二人分を任されてしまいました、というのが全体像です。
なんかこう、判明してみるとオカルトのかけらもないというか、かなり身も蓋もない内容な気がしないでもないのですが、まあそこに至るまでの経緯はジャマイカ人街そのものを守るためにプロボクサーだったスペンサーさんのお父さんが八百長試合を決意し。
しかし、相手が約束を守らないことを察知して勝ちましたよとそんな話で。
(非合法の賭けボクシングかと思いましたが、トロフィーとか残ってましたね。)
こっちもこっちでいい話ではありますが、もうちょっと息子さんを信用したら、としか言い様がありません、なんで皆あんなに麻薬組織を恐れるんでしょう。。。


まあ、ボイド警部だけが買収されなかった、ということなのかもしれませんが。
んで逆に、そのせいで巻き込まれてしまったとのことなのですが(まあ良し)。
ちゅうか、送り込まれてきた買収されちまった捜査官のこと、一瞬たりとも信じないというか顔色一つ、逡巡一つ見せずに返り討ちにするとは(しかも相手に気付かれない形で)どういうことですか、警官の汚職とか嘆くとか嘆かない以前に単に慣れてるのか;
ちゅうかこう、こんな人に“再捜査犯”という玩具を与えたのは一種厄介払いだったのかもしれないんですが、なにも恐れることのない部下が量産されそうです。ある意味で彼らが戦ってきたのって捜査技術の未熟よりも人的なミスよりも組織が主でしたし。
全10話ってここまでなのかな? なんかちょっと勿体無いなぁ。