#19 ブリキ男

ティルクさん結局、修復したんですね。三人だと頭脳組が寄り集まりそうなので、“オニール”さんの要望だったのかしらと思ったんですが。概ねこう、そんな奇矯! という習慣を持った異星人がいないわけですが(概ね理屈がしっかりしてる)(ある意味でリアリティというと、意味が忘れられて習慣だけ、ということがあってもいいくらいだよな)。
今回のハーランはほとんど言葉が通じないというか。
どうもこう、人の話を全く聞いていない。


1万1千年を一人で過ごしていた、というので、元は人間なのだとしたら生身ではないな、ということは皆がすぐに気付くんですが。
出会う前に気絶させられ、服も取り替えられ。
なんだか逆に体調もいいのだけれど違和感がある、一旦、止めるハーランを振り切って地球に帰還したものの、身体が機械化されているということが判明。元に戻せ! と詰め寄るわけなんですがどうも駄目ということだけが同じで、理由が二転三転する。
元の身体がなくなってしまったのだ、というのは結局嘘だと知れたわけですが。
結論だけいうと、理由は別としてハーランの言っていたことは全て正しかったと。
まあある意味で、この四人は相性もばっちりというか、いろいろ寂しい思いはしそうですが、いつか施設を改造して地上に出て行きそうでもありますが。


しかし結末びっくりしたなぁ、よくよくハーランの立場に立って考えてみると、妥当っちゃあ妥当だという気もするんですが。技術的にもそっちのが楽だしな。
ハ、ハーラン、ティルクさん一体ちょうだいっ(ホントに好きな)。