#15 終わらない悪夢

この話の教訓は、というとCJの仕事は馬鹿にはならない(弱腰でマスコミに好意的すぎる、と言われているけれど彼女が弱っているとマスコミが助けようとするし、追求も、案外あとでフォローがあると信じているから強くされない)(最初からその姿勢でしたが、ようやっとそれが浸透してきて見返りがわかりやすくなってきた感じ)。
そしてダニーだけは敵に廻すな、有力政治家より怖いぞ、ということと。
(まあ、人間としてアンフェアなことをしない限り敵にはならない真っ当で頭の回転か早い人ではありますが、それが逆に怖いんだよ。)


ジョシュがお調子ものということ。チャーリー青年が大統領の私設秘書になる前、周囲がどれだけ苦労したんだろうか、というより、どんだけ頼ってんだ!? という気持ちにほんのりとなることと。


そしてまあ、アメリカが他民族国家であって差別が存在するのはしょうがない面もあり。
その被差別者がすでに権力を得、しかし彼らは優れているがゆえに、泥沼になるであろう差別を跳ね除けることはやっぱり容易ではないのだ。ということなのではないでしょうか。責任があってそれが「くだらない」ことにその能力を費やすのに許されない。
トビー・ジークラー広報部長はユダヤ人で、新しい最高裁判事に内定していてすでに内外にも知られているメンドーサ氏はヒスパニック(スペイン系)。今回騒ぎを起こしてしまった(というか挑発に乗ってしまった)彼女は黒人で女性で。
彼女がなにをしたかというと「差別主義者だ」と差別主義者に言っただけ。
ですが、まあなんというか、しょうがない。