#7 エネルギークローン

まあ概ねのところは邦題と冒頭で充分わかるわけなのですが。
その「偽物」が一体なにをしたいのだかが見当も付かないというか、どうも悪意があるようには見えないというか、それでもなにがしたいのだかがよくわからない。


ある星にいつものようにSG-1が到着するとそこは一面の砂の世界。
と、ほとんどが破壊された真っ青なクリスタル。科学者たちが完全なものを採取している間にティルクが見張りに立ち、オニールさんがそこらをぶらついている間にクリスタルに触れてしまい、弾き飛ばされ。
そしてそこにはオニールさんがもう一人。
増えたほうの(偽)オニールがSG-1の部隊についてスターゲイトをくぐって地球に帰還、ほとんど無表情で寡黙なんですが、ちょっと様子がおかしいな、とむしろ周囲が気遣うような調子で(薄情かなぁ、という気はしないでも)。
とはいえ、そのクリスタルにほとんど、というか全くといっていいほど悪意がなく。
息子の記憶と、元の家を探り当ててなにをしているのかというと、オニール(本物)が亡くした息子の思い出の品に縋ってめそめそと悲しんでいるという。待て、いくら異星人でも善良でもちょっと待たんかい、という行動をしていたそのわけはなんかどうも。


“彼”が身体の傷と心の傷の区別が付いていなかったからだという。
気絶したオニールさんの目を覚まそうと、一生懸命頑張っていたみたいですよ! でもやっぱりちょっとずれているような気がしないでもないけど別にいいや!
結局のところ、あまりにも善良だったから不器用だったということなのか。