#6 光の壁

≪SG-7≫が行方不明になってしまったのでSG-1チームが捜索に来たわけですが。
なんかこう、今度の原因はゴアウルド(全然会わねぇな)でも原住民でもなく、SG-7のリーダー格だったカーターの元婚約者で、まあなんちゅうのかその性格がわかったから婚約が解消されたとのことですよ。支配欲が強い性格だったそうですが。
そういう場合ってわりと、能力が低いほど苦労するように出来てますな。
オニールさんなんかいかにも似たタイプですが、彼は別に問題ない。


とはいえ、最初はどうだったか側で見ていた部下にも怪しく、二日間、紫外線のやたらと強いその世界に子どもを捜しに行って帰って以降完全に狂ってしまったと。
「神」として振舞うというのはまあ、ジャクソン博士も時々やってることですが(オニール大佐は最近は否定してますが)、スターゲイトをくぐって来た場合、往々にしてそうなるみたいで、まあそれがSG-1みたいな面子の場合は誰も問題がない。
けれど、支配をすることができる相手をずっと探し続けていた“彼”にとっては千載一遇のチャンスとしか思えず、強い紫外線を避け洞窟に暮らし続ける原住民を鼓舞し、自分のための神殿を作らせようとし。
従わない部下や、懐疑的な原住民を殺し。


で、その見返りに紫外線を防ぐためのオレンジ色の空、バリアを提供すると約束し。
その装置を使えるだろうカーターさんを待っていましたが、なんというのか、無茶な支配は長くは続かず、だいたい、腕力だって武力だって知力だって負けてんだしな。
概ねの、報いを受けることになったわけですが。