#4 自由の女神

えー、族長はいいんですけど、カーターが息子に売り飛ばされたところまでは許したのもわからんでもないのですが(純愛じゃあね)、ちったあ戦えっていうか、働けよ!
と思ったのは私だけでしょうか、助けてくれじゃなくてさー。
いや、許してはいるけど助けを求めた人たちの仲間売り払っちゃったばかりでしょうというか、族長も、非力というか戦えはしないんですけど、弱腰なんですけど自分にできる精一杯は頑張っていたのに一体なんなんだ?! とか思いませんかー。


ていうかそれ、イスラムの教えだし。アラブ系だろ、服。
ゴアウルドがモンゴル系遊牧民に掟として残したってなんなんじゃい。ジャクソン博士が作中で突っ込みは入れてたけど(脚本出来てから気付いたんじゃなかろうな)。


てな具合に男尊女卑で女性蔑視で、カーターさんがムカついていたら。
(可愛い服を無理矢理着せられてしまったので男たちは満更でもない。)
なんかさらに息子には別の部族に売られ、まあ、それがその族長の娘を嫁に欲しかったからだ、という理由に絆されて許し。最終的にはその娘さんが逃げ出すのを助け。
さらに仕返しをしようとするその凶暴な族長と一騎打ちでぶち飛ばす。
という話の筋は大変面白かったんですが、そこで戦っちゃう辺りとか特に。設定がどうよ、と思うのはそれで充分おつりが来たけど息子はやっぱりなんか違わないか!
自力で「なんかこの掟は変だ」と思うに至った父ちゃんを見習え!
と思うんですが、案外この馬鹿息子が周囲に変革もたらすのかもなぁ。馬鹿が気付くと説得力があるというかなんというか(褒めてない)(見りゃわかる)。