#16「ユメ・ミル・キカイ」

そもそもこう、原作では女子中学生、ドラマ版では女子高生が単独でアンドロイドを作って自分と同じクラスに生徒として通わせ、ほとんどそれぞれ独立した生活をしている(というか彼女作だという設定を知りませんでした; 吸血鬼の関係なのかと)という段階のどこでリアリティとか裸足で逃げ出してしまったのか見当も付かないわけですが。
やっぱり、この手の設定は完全放棄に限るよね!
本当にかけらほどでも説明したらなにもかも全ておじゃんだと思うので、その誘惑に耐えられるというのは素晴らしいことだと思います、十全な説明が成り立ってもそれ自体は特に全然面白くない上に多分説明そのものが耐えられないほどわけのわからんものになる可能性十分なのでやっぱりその選択以外はないかと思います、“既成事実”。
まあさすがに、彼女が「人間に憧れている」とか恋愛感情が、ということになるとちょーっと気になったのは否定しませんけどねっ、でも説明を聞いたら絶対後悔すると思うまでどうかあなたはそのままで(なんか違う)。


この回と次の回が多分、同じような事情だったのかなぁ、と思うんですが。
特別な事情がある自分のことも変わらない態度で受け入れてくれる、というネギ先生だから好きだっていう認識でいいんだよね、多分。彼の場合自分が一番規格外なので拘ってるわけにはいかないんじゃないかって思わないでもないんですがいい先生です。
ある日、余計な感情が彼女の回路の中に現れ始め、記憶をなくして一度リセットしてみようか、と作り手の博士さんが言い出し、アンドロイドの彼女は手を振り払って逃げ出し、転倒して自分が人間になった夢を見ることに。
ともあれ物に動じないお嬢さんは素で身繕いに協力してくれるんじゃないかしら。