−22.裁判3(6/7)



行人「そうか、円月の透視能力ですか・・・」
紅砂「うん、なんだかよく聞いたら“隠されたものを探す”らしくてね。人が
 隠れてる様子がないというのはあれだけ探されてたらわかるし、人間じゃあ
 外に出られないことも柳さんが把握してた」
行人「詳しいことは言えませんが、異形も無理です」
紅砂「そうなのか、行人に聞けば早かったな。なら中にいるのかなと」


管制「おお、賢いw 笑い事じゃないけど。んで細切れか」
朗花「(ふー)貴方も慣れておいでなんですか?」
管制「いや、実物は駄目ですけど、ウチは仕事が輸出中継が主なので、どうも
 荒っぽいのが多いというか、血くらいならね」


紅砂「とはいえ、犯人とかは知らん、機会がどうとかで結構絞れるだろうが。
 動機もわからんし、軍人の可能性もあるのかな?」
行人「・・・殺害はともかく、やり口が乱暴すぎます」
紅砂「んだね、さすがに、司法を敵に回すのも利口とは言いがたい」
朗花「それで、紅砂さまはどうするつもりなんですか? 報告とお礼くらいは
 出来ると柳さんが伝えてこられてましたが」