−22.裁判3(2/7)



 壁の中から白い腕が伸びてくる。


黒 「ま、来い」
行人「・・・っ?!(口を塞がれ無造作に吊り上げられる)」


朗花「行ってらっしゃい、ワタシ、事情知らないのですが(ふぅ)」


――


紅砂「そもそも、“ここ”はどこに位置しているんだ?」
 (どこ? 裁判シティの中ほどと聞いていますが)
紅砂「伝聞なんだよなー、オブザーバーなら知ってるかな。いや、重力がね」


――


行人『なにを考えているか?!』
黒 「そっちで叫ぶな、お前の身内はなんだかんだと感覚が鋭い、聞こえる。
 状況を把握してくれ、そっちのが早い」