#6 小さな光

ケイト、クレアはもとより、ローズも少しずつ前向きになっているようないないような。つーか、レモンを食う食わないということにまで躊躇われるとさすがにどうよって感じですが、気弱というより優柔不断だなぁ。
彼女たちは自分たちの元の生活から切り離された証か。
それとももともと少し人との関りが薄い性質(それぞれの意味で)であったためか、自然に共に寄り集まる時間が増えてきています。もともと校内でも目立っていたようなレイチェルは別として。
けれど彼女にしたところで元の仲間らと合わせることが出来ず、もともとの身体の変化による精神の外的な不安定さや、絶望の感情から周囲と諍いを繰り返してしまいます。誰にも頼らず人に当り散らす、とケイトが評しましたが。


ケイトは、レモンを齧ると身体がすっきりする、と発見。
戦闘が行われなかった日の夜、なんだか熱が篭もるようになってしまうのだそーですよ。
つーか、「力を使う」というほどのことをあまりしてないように見えているというか、なんとなく不思議。まあ、少女の身体に取っ組み合いというのは負担なのかもしれませんが。それにしてもローズは泣いてるだけだしなー。
そしてその夜に“蝶”が現れ、彼女らの招集からレイチェルが逃げ出し。
誰かが逃げ出すと、全員が死ぬことになるかもしれないと告げられます。て、なんか微妙な表現だなぁ。
そして戻った彼女らの前に、元に戻れるかもしれない、という証拠が差し出され。
彼女たちはただ号泣するばかり。