#4 私たちは、どこへ?

クレアは一人車を走らせ、自分たちが死んだ屋敷を探し。
レイチェルは自分が死んだということに打ちのめされて部屋に閉じこもり、友人たちからの電話を受けるばかり。ケイトとローズは学校に向かい、死んだリーズと親しかった友人、ということで刑事の尋問を受けます。
まあ、同じ学生同士ということでそこに強い意味合いはないのですが。
彼女に変化はなかったか、という質問に、ケイトは死ぬ以前のことも含めて一切告げようとはしませんでした。交換日記を止めて、付き合いが一時なくなっていたことすら、生徒会の活動で忙しくなった、という曖昧な言葉で誤魔化して。
彼女自身に後ろめたいところはなにもないはずなのに(なにせ彼女自身が被害者だし)、なんで何一つ告げないのか。ただ「彼氏が出来たとか」の例えの言葉に反応したことだけを年嵩の刑事に気付かれてはいたくらい。


今までの少女もなにかしら似たような重しがあって告げられなかっただけかもしりません。それが超自然のことに関るか関らないかはまた別として。


ケイトとローズは二人して、学校を休んだ残り二人を訪ね。
しかしレイチェルからの手酷い拒絶に合います、クレアは留守、そして二人でぼうっと空を眺めている時に“蝶”が彼女たちを呼びに来ます。レイチェルは自分たちがすでに死んだといい、ケイトとローズは生きている、と感じたその違いはありますが。
また獣のような男が用意され、闘えと言われた時に。
一番ムキになって向かったのはレイチェルでした。