#3 ほんとうの私

最初に死んだ少女、リーズの葬儀に出ていた少女四人は。
そこで自分たちに闘えと命じた男女に出会います、彼らは自分たちのことを葬儀社の人間だといい、全てを知りたければ赤い石を土に埋めるように、と言います。
そして四人の中で意見がまとまらないのを見た女が。
少女たちに別のグループ、同じように何故か闘っている少女たちのところに連れて行きます。そのグループの少女たちは生きる気力を失い、ほとんど為す術もなく獣のような男に次々と殺されていきました。
その中には、レイチェルの顔見知りの少女も。
何度も会話し、似合う服があるのだと店を教えたりした間柄でした。


そして彼女たちは石を埋める決心をし。
その結果が出るまでの時間を共に過ごします、なにが起こるか見当も付かないままに。


そして石が芽吹き、花が咲き、蝶がやってくると。
彼女たちに「その日」、彼女たちが死んだ夜の記憶が戻ってきました、そもそもそれぞれの付き合いは全くなかったものの、リーズとの付き合いはあった四人。
失踪したリーズを探すために、彼女がケイトとしていた交換日記を手掛かりに。
そこに書かれていた屋敷に四人に向いました。
奇妙な屋敷の中にはたくさんの犬と、死んだリーズ。
そして彼女たちは自分たちがそこにいた男たちに殺されたことを思い出しました。
五人分の死体は運び出され、リーズは奪われたものの、“仮の命”を与えられたのだと。