19



光太「君らを見ているとなんだか腹が減るんだよね」
タロ『腹・・・いや一体、なんの話だ、本当に』
光太「喉が渇くというか、なんだか餓える。がるるる」
タロ『このサイズの違いでそれはちょっと怖いから止めてくれ』


光太「さあ、もどかしいのかなぁ、なんだか本当にそんな感じなんだよ」
タロ『どうせ完全な独り相撲だよ(むくれ)』


光太(だから、必ずしもそう見えないから・・・言わないほうがいいのかな)


タロ『お前を送ってから帰るよ、どこに戻る?』
光太「いいよ、ここは僕の星だから、どこでも一緒だよ」
タロ『地球はあまり交通機関が発達してないんじゃなかったか?』


光太「けど僕は、ここで生まれて育ってきたからそれが普通なんだ(くす)」
タロ『そうか・・・失礼なことを言った、かな』
光太「いや、そうでもない、ねぇ、タロウ」