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タロ『なんで私だけ鳩に突かれる(憮然)』
ミラ「あはは、きっと教官が美味しそうだからですよー」
タロ『それでも食うな、無礼者』


――皆、なにかを失ってこの星を去った。


光太「クリスマス・ミサには間に合って良かったね」
ミラ「はい! すごく楽しみにしてたから本当に嬉しいです」


――我々は、本当になにか持っていたものはあったのか?


タロ『帰ったら防衛隊の皆にそのことを話すのだろう?』
ミラ「あー、それも楽しみです。皆、どんな顔をするだろう(うきうき)」


光太「・・・胸が、掻き毟られるほど失いたくないものなんてあったっけ」
ミラ「はい?」
光太「なんでもないよ(ぽんぽん)」