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光太「ミライ君ちょっと遅いかな、いつまで膨れてんだ、君は」
タロ『何故お前のことだけ・・・(いじいじいじ)』
光太「(潰されたことは気にもしてなかったか)ま、僕のコートは紺というか
 ちょっと青っぽいしね。遠目だったし、昔のZATの制服に見えたかな」
タロ『私たちの写真を見せた覚えなんて特に・・・』


光太「ねー、タロウ、もういっぺん一緒になろうか」
タロ『プロポーズみたいだな、だが断る
光太「なんで? 前のようには行かなくとも、そもそも君の前任者さんたちも
 そうやって対話してきたっていうじゃないか」
タロ『・・・誰に聞いた?』
光太「ミライ君に、かな、君らはそういう話はしてくれなかったね」


タロ『僕の運命にお前のことを巻き込むかと思うと身動きが取れなくなる』
光太「“運命”?」
タロ『もう私は、地球と共に生きることは出来ない』