帽子が来た、35



タロ「あ、なるほど、そういうことになるのか。連れ帰りも禁止だしな」
アス「概ね立場の違いってやつだね。僕も多人数とかになると手は出せない」
タロ「ん?」


調B「宇宙警備隊の関係者と見做されてしまうからですかね。一民族を抱える
 キャパシティはないですよねぇ、ここじゃあ」
アス「あー、見ただけでわかる? やっぱり」
調B「そりゃ専門ですから。にしても、共同救助とか結構あるのにどうやって
 割り振ってるんでしょう、一度お聞きしてみたいなー」
アス「ま、基本は戦闘特化って感じだろうね、どうしても」


タロ「???(←なんの話になってるかがわからない)」
アス「だから、助けるほーが専門なんだってば調停委員会のほうがね」


――そして警備隊は殺し続けるわけだ、と。