帽子が来た、16



タロ「帽子以外はなんだか、マネキンみたいな種族だな、何人いる?」
ゼノ「ユリアン閣下のとこにもいったはずですから、六人、かな」
メビ「お声も皆似てるし、見分け付きにくそうですね。体型は違うけど」


調停員C「(メビウスと目が合ってにっこり)」


ゼノ「でも、なんか中身普通っぽい・・・。ミスタに絡まれてる人いるし」
タロ「と、本当だ、ちょっと止めなさい、アストラ;」


【向き合うと逆らえなくなる、というのはぞっとする経験なのでしょう。
ましてやそこに、きちんとした感情があるはずなのに。それが打ち消されて
しまって、まるで言いなりのようになってしまう。エルさんの側に自制心が
残っていれば避けることは出来るそうなのですが・・・。】


アス「意外とあいつ、まともな友人がいないんだよな。皆おかしくなる」