帽子が来た、9



帽子「(ふぅ)貴方は真っ直ぐな存在でそうおっしゃられるが、私たちはそも
 嫌われることが大前提、少しでも見た目に努力が見えるほうが良いのです。
 それを滑稽だと思う貴方が正しい、滑稽です、けれど効果があるのです」
タロ「・・・すまない、余計なことを言った」


【結局、“彼ら”は謝りに来たのだろうというのがアストラさんの見解でした、
そう口にすることはけして出来ない、あくまでルールに沿って動いたからです。
 けれどそれでも、本来のバランスを崩したことを悔いているのだろうと。】




帽子「あの、美しい生き物を危険と思いたくない気持ちはわかりますよ。でも、
 実際に、」
タロ「なにそれ? 兄さんの二人と似てるけどー、よくある顔じゃん」
帽子「ええと、、どこまで話をご存知で」


ゼノ(なんでタロウ教官が同席されてるんですかー;)
アス(嫌がらせじゃねぇの、正直、隊長って陰険だよなぁ)